根本武美
Takemi Nemoto
第7代 関東実業団少林寺拳法連盟理事長

JFE千葉少林寺拳法部 部長
道訓は日本の心、そのもの
 〜実業団連盟の復興支援〜

東日本大震災で被害に遭われた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。また、お亡くなりになられた方々に対し、心からお悔やみ申し上げます。
今、世界中から被災された方々に対して絶賛の声が届いています。被災者に対して絶賛とはいささか不思議に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、明日をも知れぬ状況にも関わらず略奪もなく、配給場所ではきちんと順番を待っている姿、避難施設でじっと忍耐強く我慢している姿がメディアを通して海外にも報道されているからです。
全国から多くのボランティアが集まり、支援物資・義援金が届けられています。たくさんの人々が、力をあわせこの国難を何とか乗り越えようと頑張っています。海外からも多くの支援が届いています。日本に住む者として誇りに感じるとともに、同胞への支援に大変感謝いたします。被災された方々が1日も早く、元の安心な生活に戻れることを切に願っております。

私は、JFEケミカル株式会社の千葉地区に勤務しています。震災時には工場が火災発生と間違われました。幸い大きな災害はなく火災も誤報でしたが、停電となり燃料ガスの供給がストップしたり、液状化で沈下した設備周辺では土砂が数十センチも堆積した場所もあり、現在も社員一丸となって復旧に全力を尽くしております。地震の影響は私の会社だけではありません、他の実業団支部が所属する企業や官公庁においても復旧や対応で大変ご苦労されているとお伺いしています。皆様方におかれましては、地域や社会のために復旧に努めていただくとともに、どうぞ体調管理にもご留意いただきたいと思います。

さて、本日支部の稽古で鎮魂行を行っていて改めて感じたことがあります。道訓には、日本人が昔から脈々と受け継いできた「心」の総てが入っているということです。その中でも特に「人の難を救い、急を援け、・・・」というくだりは、まさに今の私達の行動指針であり、しみじみと開祖の遺訓の素晴らしさが胸に染みました。今こそ、少林寺拳法で学んだ教えを実践する時です。連盟として、支部として、拳士として、私達にできることを考え、強い心をもって行動に移しましょう。

関東実業団連盟は、今回の震災の復興を支援していきます。一過性の支援にならぬよう、長期的視野から継続して3年間、半年毎に現地情報を分析し、最適な支援策を展開していきたいと考えています。どうぞ各支部の皆様にもおかれましても、支援のご協力をよろしくお願い致します。

合掌

2011年 年4月17日
全日本実業団少林寺拳法 理事長 根本武美